建設技術情報(第15期)TECH15

Society5.0を実現する新技術 / S33-通期 ICT法面技術

ICTを取込んだ法面施工から出来形管理技術

機械化・省人化して生産性・安全性を高めたICT法面技術

ICT法面施工
➀リモートスカイドリル(無線操縦式バックホウドリル)
鉄筋挿入工やロックボルト工における省人化、施工性、生産性の向上を可能にするICT削孔システムです。
削孔位置のセットから削孔、削孔長管理までの作業がバックホウのオペレータ1人で可能となり省人化・品質管理の向上に寄与します。
②Robo-Shot(ロボショット)
吹付の分野でも課題となっている作業員の高齢化や熟練工の減少を解決すべく、開発した法面吹付ロボットです。二次災害の危険性が高い災害現場においても遠隔操作により短期間で安全な施工が可能で、高所斜面での人力作業を不要とし、施工能力を従来より飛躍的に高め安全、省人化、生産性向上を実現します。

ICT出来形管理
③ICT法面工(UAVなどを用いた写真測量による出来形管理システム)
UAVによる写真測量や3Dレーザースキャナーを使用して法面の点群データを作成し、法枠面積、法枠長、法枠断面(梁高・梁幅)の計測などに利用します。急峻な法面に広く面状に構築された法枠もICT活用により、パソコン上に再現した3次元データから任意箇所の寸法や形状が分かります。施工管理の効率化や安全性を高めることができます。

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ライト工業株式会社 開発本部 機械部  担当 / 永岡