建設技術情報(第15期)TECH15

Society5.0を実現する新技術 / S12-通期 RFID構造物診断技術「Wimo」

―RFID技術を活用した構造物モニタリング/構造物情報管理―

・RFIDひずみ計測システム
・RFID腐食環境検知システム
・iコンスペーサを用いた構造物情報管理

【RFIDひずみ計測システム】
無線で構造物内部に発生するひずみを計測できるシステムで、センサ・通信部ともに埋設されるため、非破壊で、誰にでも簡単に計測できます。計測結果はメモリに保存できるほか、無線電波で電源を供給するため電池が不要です。
【RFID腐食環境検知システム】
塩害・中性化・化学的侵食に起因する鉄筋コンクリート構造物の鉄筋腐食を、鉄筋近傍の腐食環境を評価することで予防保全を実現できるシステムです。ひずみ計測システム同様、センサ・通信部ともに埋設されるため、非破壊で、誰にでも簡単に計測できます。
【iコンスペーサを用いた構造物情報管理】
ICタグの固体識別IDやメモリを活用して、構造物に関わる諸情報の記録や管理を容易に実現します。また、外部システムと連携することで、施工管理や維持管理のICT化を促進します。

  • RFID構造物診断技術「Wimo」
  • RFID構造物診断技術「Wimo」
太平洋セメント株式会社 中央研究所 企画管理部  担当 / 中西