建設技術情報(第15期)TECH15

防災・減災・国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / B13-通期 土構造物の耐震補強技術

ミニアンカーPI/ハイビーネオ

1.ミニアンカーPI
先端拡大部を有する補強材による既設擁壁補強工法
2.ハイビ―ネオ
改良土とジオグリッドを組み合わせた新しい補強土壁

ミニアンカーPIは老朽化した擁壁の補修や擁壁の耐震性を高める工法です。先端拡大部を有する補強材を擁壁表面から挿入定着させることにより、既設擁壁を現状のまま補修・補強することができます。先端拡大部の支圧抵抗+グラウトの加圧注入効果により大きな抵抗を有するため、鉄筋挿入工に比べ長さを短くしたり本数を少なくできます。

ハイビーネオは高強度の改良土(短繊維混合安定処理土)を壁面工とし、補強材(ジオグリッド)と組み合わせた補強土壁です。壁面材は鋼製枠と組み合わせた軽量薄型な壁面パネルを用いるため、施工の省力化、効率化が図れます。また、壁面に改良土を用いることで背面盛土材の対象土質が広範囲となり、現地発生土を有効利用できます。

担当 / 中谷

  • 土構造物の耐震補強技術
  • 土構造物の耐震補強技術
  • 土構造物の耐震補強技術
  • 土構造物の耐震補強技術
大日本土木株式会社 技術開発部  担当 / 鎌田、中谷