建設技術情報(第15期)TECH15

Society5.0を実現する新技術 / S06-通期 AIを用いた石礫の自動判読技術

AI礫判読システム「グラッチェ」

礫径自動判読

砂防堰堤の設計において、現行の基準では計画地点の上下流各々200mの範囲で礫径調査を実施し、設計諸元を決定することになっています。計測を実施する渓流は足場が悪く、作業の長期化や人の目線による見落とし、作業誤差が発生します。さらに土石流の調査は、滝などの急峻斜面が存在する場合も少なくなく、直接人が視認できない場所に礫が分布することも想定されます。
本システムは、UAV等を用いた高解像度の撮影画像を用いた礫径の判読作業について、生産性向上や作業者の安全性向上の観点から、人工知能(AI)を用いた自動判読技術の適用を試みたものです。

  • AIを用いた石礫の自動判読技術
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株式会社オリエンタルコンサルタンツ 関東支社 河川砂防・港湾部  担当 / 佐藤