建設技術情報(第15期)TECH15

防災・減災・国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / B37-後期 診断対応型 多数アンカー式補強土壁工法

日本の土壌に合わせて開発した多数アンカー式補強土壁工法の健全性を非破壊で診断する技術

補強土壁の維持管理に必要な補強材の健全性診断を容易に実施できるコンクリート製壁面材と補強材を開発した

従来の補強土壁の補強材は、コンクリート製壁面材(以下壁面材)の背面に取り付けられ、盛土構築後は土中に埋設される。目視点検により壁面材に異常が認められた場合、補強材の健全性を確認するために壁面材を破壊して補強材を露出させて診断し、診断終了後に破壊した箇所をコンクリートで埋め戻す必要がある。当該技術は、従来埋設された補強材の頭部を壁面材の前面に露出させることで、壁面材を破壊することなく実際の補強材の健全性を容易に診断できる。

診断対応型 多数アンカー式補強土壁工法
岡三リビック株式会社 補強土事業部  担当 / 木村